STORAGE

物は、時間の中で形の変化を繰り返す。
それは、作るための形の変化でもあり、使うための形の変化でもある。紙と紐と球で作られた塊。その形が作られた手順を想像し、ひとつひとつ丁寧に遡っていくことで、オブジェのような紙器と、形を作るために必要だった要素が現れます。作り手から使い手へ、距離と時間を経て一つの形が受け渡されます。作られた手順を遡るという曖昧な作法の中で、色形の繊細さに気づき、自ら発見する魅力に触れ、自分も二つと無い形の生産者であることを体感します。

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球を取り出してできた空洞へは、贈るもの、保管するものを入れ、
解いた紐を結び直し、次の時へと進みます。

 

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